★次回開催月は決まり次第告知致します★

さまざまなスタイル(モードと流行文化)について、映像やグラフィカルな資料をもとに考察していきたいと思っています。キーワードは「ディレッタンティズム」です。ディレッタント=好事家からの視点で過去のスタイルを見てゆく。歴史を辿るというよりも、その当時の気分に浸るということかもしれません。クラブ名を「ロマン的魂と夢」としたこともそれ故です。

時代的にはモードの始まりである中世を起点に、ロココや1830年代のロマン派を挟んで、1970年代のノスタルジック趣味への回帰あたりまで。でも、モードの変遷史ではありません。その流行を生んだ文化そのものに切り込んでいきます。上流の風俗から陋巷の徒まで。すべての先端が対象です。

「ディレッタンティズム」とは、もの好きの役に立たない趣味の謂いでもあります。役には立たねど、知識と視覚の素晴らしい愉悦がある。それが「ロマン的魂と夢」の名で展開してゆく当クラブの本質です。

グラフィック・デザインを中心に書籍や雑誌の企画・編集・執筆・制作までを手がけるpapier colléを主宰、最新刊『20世紀初頭のロマンティック・ファッション』はじめ比類なきファッション史の著作でも知られる長澤 均主催のクラブは、スタイル(モードと流行文化)をめぐるトークショー&サロン。

豊富なヴィジュアル資料を入り口に、博覧強記とエレガントな語り口で、私たちを特別な時間旅行へと誘います。

「サロン」とは歴史的にみても「スペクタクル空間」であったのでは?と思っています。知識のスペクタクル、会話のスペクタクル、当意即妙のスペクタクル。

そのサロン的空間で、テーマとする時代の原資料を持ち寄り、写真資料と独自に編集した映像で、知と視覚のスペクタクルを体験していただければと思っています。

たとえばアール・デコをテーマにするなら、当時作られた香水瓶や雑誌などの実物をご覧いただき、写真資料だけでなく立体的に体感できるようにします。スタイル(様式)にまつわる内容が中心ですが、それはどれも膨大な資料を用いて「美の本質」に迫っていく「エステティカ(美学)」のサロンとなるはずです。

長澤 均|Hitoshi Nagasawa

グラフィック・デザイナー/ファッション史家

装幀、CDジャケット、展覧会などのグラフィック・デザインのかたわらモード史を中心に多くの著作を刊行。『流行服~洒落者たちの栄光と没落の700年』、『BIBA スウィンギン・ロンドン1965~1974』など、誰も書かなかった視点によるものが多い。オンライン古書店モンド・モダーンも運営している。また、モード雑誌は1910年代からの『Gazette du bon ton』の完本、1920年代からの『Vogue』、『Harper's Bazaar』を多数コレクションしている。

papier collé

mondo modern

Twitter|@mondo_modern

『20世紀初頭のロマンティック・ファッション』

刊行記念トークショー

ふたつの黄昏

 

好評を頂き、無事終了致しました。

イベントの内容

長澤 均の著作『20世紀初頭のロマンティック・ファッション』刊行を記念したトークショーの第二弾をお届け致します。

大好評だった前回の内容をさらに充実。頽廃的なアール・ヌーボーの黄昏とロマンティックなアール・デコの黄昏――ふたつの黄昏を中心に、豊富な100枚以上のスライド資料で流行文化史を巡ります。

『ガゼット・デュ・ボン・トン』等の原本やアンティーク香水壜・コンパクトなど、長澤 均の貴重なコレクションを中心に、霧とリボン所蔵のアンティーク服飾小物類を実際にご覧頂きながら、「ふたつの黄昏」の気配や気分をご体験頂きます。ティタイムにはメリリル特製のアイシングクッキーが登場、ゆったりとご歓談をお楽しみ下さい。「『黄昏どき』というひとつの文化時間」を皆様とご一緒できますことを楽しみにしております。